オジサンのパソコン

WiFi・LAN接続の死活監視用IoTグッズ

LAN・WiFiのインターネット接続を24時間死活監視し、不通時にメールでお知らせ
開発の経緯

弊社は客先のネットワーク環境保守業務を行っており、SNMPのメール通知受信(多い日は1万通/1日)の他、電話応対で現地にネットワークエンジニアが急行して回線不通の原因調査・復旧を行っています。

よくある障害としては、ネットワーク機器の電源やLANケーブルが抜けていたり、LANケーブルの損傷・断線等です。

平日の早い段階で気づいていれば業務時間内に対応できますが、発見が遅れると夜間や休日にこのために呼ばれることがあり、安価でランニングコストをかけず早急にネットワーク機器の死活監視ができる物が欲しいと思い開発しました。

ネットワーク、カスタマーエンジニアの皆様の働き方改革に一石を投じる思いです。

プロダクトの紹介

フリーWiFiとしてインターネット接続をサービスとして提供している店舗や、定期的に通信を行っている事業所などで、通信回線・機器の不具合をすぐに知らせてほしい方に。

約5cm四方の小箱にマイクロUSBで給電し、LANケーブル又はWiFiで接続するだけで最低1分間隔で24時間通信回線の正常性をチェックしてくれます。

インターネット接続ができなくなった時には予め設定した連絡先へメールで通知します。

初期設定をUSBメモリで書き込んでしまえば、以後はマイクロUSBケーブルで給電するだけで自動で起動して監視を開始します。再起動も電源ケーブルを抜き差しするだけです。

ケーブルを繋げるだけで1分間隔でインターネット接続を監視
オジサンのパソコンの使用方法
オジサンのパソコンの特徴

従来の監視サーバや監視サービスと異なるのは

  1. 固定IP不要
  2. SNMP未使用
  3. ICMP(Ping)未使用

の3点です。

既存の回線監視方法はネットワーク外部の監視センターから対象機器まで監視しているため、固定IPが必要だったり、ONUやサーバまでが監視対象でした。

この商品は逆にネットワーク内部から外部サーバに生存通知しているため、固定IPが不要なほか、接続したWiFiアクセスポイントやスイッチングハブまでSNMPを使わずに実際に通信して死活監視します。

ルーターの難しい設定変更や監視サーバの設置が不要で、ネットワーク環境でpingが許可されていなくても通信環境の死活監視が可能です。

回線不通時のメールは外部サーバ(gmailの予定)から送信するので、監視対象のネットワークが突然不通になっても通知が可能です。

固定IP不要、PING未使用の新しい監視方法 製品情報・仕様
品名 オジサンのパソコン
型番 yiot-ojp
基板 NanoPi NEO-LTS
OS Linux(Ubuntu)
電源 DC 5V/2A microUSB.
外箱 ABS
ポーリング間隔 最低1分~
サイズ(予定) 横5cm×縦4.5cm×高さ2.6cm(突起部、WiFiドングル含まず)
LAN RJ-45 10/100Mbps
USB USB2.0 FATフォーマットのUSBメモリで設定書き込みに使用
WiFi
【オプション】
ELECOM WDC-150SU2M
※rtl8188euチップのドングルならば動く可能性がありますが、動作保証外です
オジサンのパソコンの外観

ご購入・サポート

一般販売は2020年夏を予定しています。キャンプファイアで先行販売します。